Mediterranean cruise
Mediterranean cruise
Barcelona
Sagrada Familia
la Alhambra
Gibraltar
喧騒のバルセロナ エル・プラット空港を抜け、港へ向かう。
ちょっとした船旅のためにここまで来た。
初めて踏んだスペインの地、眩しい太陽、細かい砂が混じったようなドライな空気。
これがスペイン!
子供の頃、漠然と思い描いていたスペインの空気がそこにあった。
港に向かう途中、アントニ・ガウディの未完作、サグラダファミリアに立ち寄った。
スペインで来てみたかった場所の一つだからだ。
不思議な意匠を施された教会、なぜこのような形に…謎だらけだ。
もっと色んなガウディ作品を見たいが、出港時間が迫ってる。
クルーズに参加した人は、アメリカ人がもっとも多く、次いでEU、そして北欧の人達だった。
英語の不出来な僕は不安を感じていたが、子供に話すように優しくゆっくり会話をしてくれたことでそれは解消された。
また、彼らとの行動が全然違っていたことも幸いだった。
多くの人は船上での休暇を楽しんでいたし、僕は寄港先の街並み散策を楽しんでいた。
自転車をレンタルして地元人を気取り、風を切って颯爽と街の中へ向かった。
住人にとって僕は珍入者、最初のうちは怪訝な目で見られる。
それはそうだろう、肌の色が違うアジア人が一人で街の中を物色しているのだから怪しまれても仕方がない。
そんな時は、いつも大きなカメラが救ってくれる。
写真を撮っていると「なにそれ?…カメラ?、なに撮ってるの?」って感じで話しかけてくる。
僕にとってのコミュニケーションツールはカメラなんだなぁと思わされる瞬間だ。
そして、片言の英語とスペイン語での会話が始まる、お互いにイメージを膨らませて意思をくみ取ろうとする。
連想ゲームのような会話は、英語コンプレックスを忘れさせ、純粋に楽しむ事ができる。
たとえ理解できなかったとしても、その時間は刺激や好奇心をもたらしてくれる。
やっぱり旅はいいな。
海の向こうに見えるはアフリカ大陸、いずれはあそこにも…と、思うこの頃。